2013年06月10日

授業とは

この前、知人の中学校の先生と話をした時に、
『ある意味、授業とはエンターテイメントであり、ショーである』という話になった。

先生は演者、生徒はお客。

楽しい授業をする為に、生徒に迎合するとか、媚びを売るとかじゃ無く、先生も生徒もお互い『手応え』を感じ、しかも引き付け 引き付けられるという快感を得る。


この話、妙に納得する。

私が中国で日本語講師をしていた時は、毎時間 毎時間がショーだった。

教科書なんて読む気も無い。
日本語なんて覚える気も無い。
授業中でも歩き回り、飲食し、大騒ぎし、バスケは始める、バドミントンは始める、大音量で音楽をかける、化粧してる…
学級崩壊というよりも、ほとんど動物園のノリ。

私は講師じゃ無くて、飼育係か調教師か??
と、何度思ったことか。

しかも、学生のほとんどが二十歳を越えた『成人』であるのに…

そんないわゆる『落ちこぼれ学級』(まぁほとんどが落ちこぼれ学級のような学校でしたが…)を何クラスか任されたわけですが、中国語もろくに分からないジャパニーズの話なんて始めから聞く気も無い。

しかも、日本語学科に入っておきながら、『日本人大嫌いオーラ全快』の輩も沢山いるのだ。

そんな各クラスで、教科書を使って始めの頃は授業をしていた。

しかし、前述のような学級崩壊状態。
しかも、大人の学級崩壊はタチが悪い。

そんな中、何か学生を引き付ける授業が出来ないかと、毎日毎日試行錯誤した。

そして編み出したのが、『なぞなぞ』『出身地自慢大会』『地図を使ったお買い物ゲーム』『伝言ゲーム対決』などの「伝説の授業(自称)」である。

私は先生というよりも、エンターテイメントショーの司会者であり、演者である。

ただでさえ凄い中国人パワーを持った40人前後の若者達に対して、たった一人の日本人が挑むのである。
しかも学級崩壊動物園状態のクラスで。

90分間ハイテンションで突っ走る。

毎時間ドッカン ドッカンの大ウケ。

端から見たら日本語の授業でも何でもない。

ほぼ幼稚園、保育園児相手のハイテンションバラエティーショーである。
後に分かったのだが、この手のバラエティーエンターテイメントショーって中国人は好きなようだ。

中国のテレビでよく見かける度に『うちの授業と同じじゃん…』と思ったもんだ。


やはり、授業とはエンターテイメントであり、ショーである。
posted by ルーシー at 23:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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